ウールの虫食い対策
ウールは、保温性・速乾性・抗菌防臭・肌触りなどが優れていて登山家やアウトドアを趣味にされている方に非常に人気です。また、日常使いにもウール生地の服は人気があります。
ただ、気になるのが虫食いによる穴あき問題です。
この記事にたどり着いた方は、「ウールの服が虫食いにあうのを防ぎたい」とお考えではないでしょうか? ウールをご購入し、一度虫食い被害にあわれた方は「次こそは気を付けよう」となりますよね。他のウール同様、メリノウールも虫食いは気をつけなければいけません
今回は、ウールの服が虫食いにあわないための原因と対策について紹介いたします。
ウールが虫食いにあってしまう原因とは
ウールが虫食いにあってしまう原因は次の通りです。
・ウールは動物繊維でたんぱく質が含まれており、虫のエサとなってしまう
・汗、皮脂汚れ、食べ残しなどの汚れを付いたまま仕舞っていた
・外出時や外干しの際に虫が服にくっつき、そのまま仕舞っていた
・虫が過ごしやすい環境を作っていた
次にこれらの原因を意識して、虫食いにあわないための対策方法を紹介いたします。
ウールが虫食いにあわないための対策方法
ウールが虫食いにあわないための対策方法は次の通りです。
衣替えの際は、仕舞い洗いを行う
食べ残しや皮脂汚れなどは虫のエサになります。衣替えの時期が来たら、そのまま仕舞わずに、一度洗濯やクリーニングで綺麗にしましょう。 また、洗濯後はしっかり乾かしてから仕舞ってください。湿気が溜まりやすい環境を作ってしまい、虫が過ごしやすい環境を作ってしまいます。
外干しの際は、よくはたいてから取り込む
洗濯をしても外干しをすると、虫がくっつくことがあります。外干しで乾燥する場合は、よくはたいてから取り込むようにしましょう。
アイロンで蒸して、虫や卵を退治する
ウールの製品によっては洗濯機が使えないことがあり、手洗いをするケースもあります。 その場合は、十分に汚れを取れないことがあるため、アイロンで蒸して虫や卵を退治すると良いでしょう。 主な衣類害虫である「カツオブシムシ」「イガ」の仲間は1日に数百個の卵を産みます。アイロンでしっかり退治しましょう。
通気性を高める/定期的に引き出しやクローゼットを開ける
虫は通気性が悪く湿気が溜まり、20℃以上の環境を好みます。一度衣類を仕舞うと、次のシーズンまで引き出しやクローゼットを開ける頻度も少なくなりますが、1日1回5分ほどは開けて、通気性を高めましょう。
衣類用圧縮袋を使う
通気性を高めることは虫食い対策として大切ですが、正直面倒ですよね。その場合は、衣類用圧縮袋を用いて、物理的に虫食いをシャットアウトする方法がおすすめです。圧縮袋に入れる前に、虫や卵をしっかり退治する必要があるため、必ずアイロンするのがポイントです。
防虫剤を使用する
防虫剤を使用するのも効果的です。防虫剤は虫が嫌う成分が含まれており、密閉した空間で高い効果を発揮します。ニオイありタイプとニオイなしタイプなど様々なので、お好みの防虫剤を選んで、使いましょう。
ウールが虫食いにあってしまった場合
ウールが虫食いにあってしまった場合は、フェルティングで穴を補修することもできます。裁縫が得意な方は、コースター、ティッシュカバー、ぬいぐるみなどにリメイクするのもよいでしょう。
服として欲しい場合は、新しくウール素材の服をご購入頂く形になります。もしご購入される際は、C-oneの商品をぜひご検討ください。