【汗臭くならないTシャツ】なぜ化学繊維は臭いのか?大人が選ぶべき「天然の防臭素材」メリノウール
夏になると、ふと自分のニオイが気になる瞬間があります。
汗をかくのは自然なことですし、体質のせいでも、清潔にしていないわけでもない。
ただ、着ているものの素材が、ニオイの出やすさに大きく関係していることは、あまり知られていません。
素材の選び方を少し変えるだけで、夏の不快感がずいぶん楽になることがあります。
THE MECHANISM 「洗ったのに、また臭う」——その理由は繊維の構造にあります
しっかり洗濯したはずのTシャツが、少し汗をかいただけでまたニオイが戻ってくる。
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
汗そのものは、実はほとんど無臭です。ニオイが生まれるのは、皮膚の常在菌が汗の成分を分解するときです。そして、ポリエステルなどの化学繊維は表面に細かな溝を持っているため、細菌がその溝に入り込んで定着しやすいという特性があります。洗濯しても溝の奥まで洗い流すことは難しく、次に着たときに再び増殖してしまいます。
つまり、「繰り返し着るとニオイが気になる」という現象は、体質の問題ではなく、繊維の構造の問題であることが多いのです。
繊維の構造の違いが、ニオイの出やすさに影響しています
BACTERIA SCIENCE
ウール繊維の表面は「スケール」と呼ばれるうろこ状の層で覆われており、細菌が定着しにくい構造になっています。さらにランタニンというタンパク質成分が弱酸性(pH 4〜5)の環境をつくり出し、細菌の増殖を穏やかに抑えています。一方、ポリエステルの繊維断面には微細な溝(グルーブ)があり、細菌が入り込みやすい構造です。神奈川大学と花王の共同研究(2011年)では、洗濯後もポリエステル繊維内部に細菌が残存することが確認されています。
COMPARISON 「抗菌加工」との違い——なぜ天然素材の防臭は長続きするのか
「抗菌防臭加工」と書かれたTシャツは、今や多くのブランドから出ています。銀イオン(Ag+)加工などは、新品のうちは確かに効果を発揮します。ただ、洗濯を重ねるうちに表面のコーティングが少しずつ落ちていくため、シーズン後半には効果が薄れてしまうことがあります。
メリノウールの防臭機能が異なるのは、それが後から施した「加工」ではなく、繊維そのものの「構造」から来ている点です。スケール構造とランタニンは、羊が長い時間をかけて自然に備えてきた特性です。洗濯によって失われることがないため、長く使い続けるほど安心感があります。
| 防臭の種類 | 仕組み | 耐久性 | 洗濯後の変化 |
|---|---|---|---|
| 銀イオン加工(化繊) | 表面コーティングで細菌を抑制 | △ 低め | 洗濯20〜50回ほどで効果が低下しやすい |
| コットン(無加工) | 防臭機能はなし(吸水性が高く湿潤になりやすい) | ✕ なし | 洗濯しても細菌が定着しやすい構造は変わらない |
| メリノウール(天然) | スケール構造+ランタニンの弱酸性バリアで細菌増殖を抑制 | ◎ 長続きする | 構造由来のため、洗濯で防臭効果が落ちない |
洗濯回数と防臭効果の変化
銀イオン加工は洗濯を重ねると効果が低下しやすい。メリノウールは構造由来のため長く続く。
WHY C-ONE 日常で着るメリノウールとして、C-oneが大切にしていること
「メリノウールが良いなら、アウトドアブランドのものでも同じでは?」と思われる方もいるかもしれません。防臭という機能だけを見れば、確かにどのメリノウール製品も一定の効果があります。
ただ、日常で着るとなると、もう少し気になることがあります。たとえば、胸元にブランドロゴが大きく入っていると、街なかや仕事の場面では少し使いにくいことがあります。また、素材の等級によっては繊維が太く、表面に光沢が出にくいため、「機能素材を着ている」という印象になりやすいことも。ジャケットのインナーとして、あるいは取引先との食事の席でも自然に着られる一枚を求めると、選択肢はぐっと絞られてきます。
繊維の太さ比較 — なぜ肌触りが違うのか
数字が小さいほど細く、なめらか。皮膚がチクチクを感じる閾値は約22μm。
一般ウール
25μm
チクチクすることがある
c-one メリノウール
Super 100's
18.5μm
シルクのようななめらかさ
人の髪の毛
70μm
(比較参考)
一般ウール(25μm)は閾値を超えるが、c-oneのSuper 100's(18.5μm)は閾値を大きく下回る。
円の大きさは繊維の太さ(直径)の比率を表す
SUPER 100'S — C-oneが選ぶ素材の基準
C-oneが使用しているのはSuper 100's(繊維径18.5μm)のメリノウール。シルクに近いなめらかな肌触りと、上品な光沢感が特徴です。ロゴを一切入れないシンプルなデザインと組み合わせることで、ジャケットのインナーとしても、一枚でそのまま着ても、日常の中で自然に使える一枚を目指しています。
防臭機能があることで洗濯の回数を減らせる、というのは、忙しい日常の中では意外と助かることでもあります。「3日着ても臭わない」という特性は冬だけでなく、汗をかく夏にこそ、その使いやすさを感じていただけると思います。
C-ONE MERINO WOOL T-SHIRT
夏の一枚を、もう少し快適に。
素材の力で、ニオイを気にせず過ごせる夏を。
Super 100'sのメリノウールは、洗濯を重ねても防臭効果が続きます。
ジャケットのインナーにも、一枚でも。日常の中で自然に使える一枚です。
その他のアイテムは 全商品一覧 でご確認いただけます